マスター(上級)コース

開催条件

  • 受講希望者が4名以上12名以内で開催します。

受講条件

  • 認定ワークショップ「アドバンス(中級)」を修了後1年以上にわたって,協同学習に関する研究もしくは教育実践の実績を積んでいる方が対象です。
  • 受講者は2日間にわたるワークショップと事前・事後課題への取り組みを通して,ベーシック(初級)を担うために必要な知識・技能を理解・共有し,実践します。事前課題は必ず行って来てください。

講習料

  • 30,000円 (当日,受付にてお支払いください)

マスター(上級)コースのワークショップ(2日間)の流れ

  • 第1日
    • 午前: ベーシック(初級)及びアドバンス(中級)の内容の確認し,
         振り返る。※ベーシックとアドバンスのテキストは、当日受付で配付します。
    • 午後: 協同教育に係る様々な思想,基礎理論・知識等の定着を確認する。
  • 第2日
    • 午前: 協同学習に係る受講者の実践上の課題を整理する。
    • 午後: 受講者の学習指導論の確立に繋がるワークに取り組む。

マスター(上級)コース修了までの流れ

  • 受講者は, 事前課題(書式1書式2を持参して2日間のワークショップを受講した後,さらに事後課題を提出します。
    その後,研修委員会による審査で修了認定の「合」を得た方に,マスターコース修了証を発行します。

■事前課題(ワークショップ参加時に提出する)

1. 認定ワークショップ「アドバンス」を修了後1年以上にわたって,協同学習に関する研究もしくは教育実践の実績を積んでいることを証明するための 「実績報告書」(※書式1)を作成すること。

※「実績報告書」には,最も強調したい実績を3つまでに絞って提示すること。 それらの実績に関する資料(研究授業の際の学習指導案や逐語記録・映像,研修会等で用いた自作のスライド資料,論文,ティーチング・ポートフォリオ,学会発表時のレジュメ等)は別添とし, ワークショップ当日に持参すること(事前の提出は不要です)。 実績報告書に記載の実績について、持参の資料を使って10~15分でご報告いただきます。

2. 協同学習の基礎・初歩について学ぶ「一日研修」(5時間程度)の内容を,「一日研修計画書」(※書式2)に基づいて計画してくること。 また,企画した内容を説明するための補足資料等をパワーポイント等にまとめ,当日に持参すること。

※ワークショップ第2日の午後に行う「「一日研修」の立案ワーク」に際し,「一日研修計画書」に基づいたプレゼンテーション(10分程度)ならびにピアレビューを行います。

■事後課題(受講後2年以内に,下記1及び2に取り組む。どちらが先行しても良い)

1.「ベーシック(初級)」の参加観察にアシスタントとして取り組む。

※この課題は,担当講師もしくはスーパーバイザーからの報告書提出をもって完了します。マスター(上級)コース受講者は,事前にその旨をベーシック(初級)担当講師に申し出ることが必要です。

2. JASCE作成のテキスト・教材(ワークショップ教材のほか,『先生のためのアイデアブック』,『協同学習を支えるアセスメントと評価』を含む)をベースとした「一日研修」を企画・実施する。 なお,研修計画をまとめたファイルを研修委員会に提出して事前に指導・確認を受ける。実施後は所定の一日研修実施報告書を研修委員会に提出する。

■修了認定

上記事後課題の提出を受け,研修委員会はその内容を審査し,修了の可否を決定する。

日本協同教育学会は、日本学術会議協力学術研究団体です。